WSJ: PCがARMに移行する中、クアルコムはインテルの買収を望んでいる

WSJ: PCがARMに移行する中、クアルコムはインテルの買収を望んでいる
インテル

半導体メーカーのクアルコムが、コンピュータープロセッサで知られるインテルの完全買収を検討しているという驚くべき動きを見せた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の金曜日の報道によると、買収が「確実」ではないものの、両社はこの件について協議を行っているという。

クアルコム、インテル買収交渉中

現在時価総額870億ドルのインテルは、近年、大きな危機に直面しています。同社の株価は今年だけで60%下落しました。2020年には、MacからARMアーキテクチャに基づくApple Siliconチップへの移行に伴い、インテルは顧客ポートフォリオからAppleを失いました。また、インテルは最新プロセッサでもPC顧客を失望させています。

2023年、インテルは、AppleやNVIDIAなど様々な企業向けに半導体製造を担うTSMCとの競争力強化を目指し、タワーセミコンダクターの買収を試みた。しかし、この取引は規制当局の承認を得られなかった。WSJ、クアルコムとインテルの買収も阻止される可能性が高いと指摘している。

報道によると、買収成立の可能性のある方法の一つは、クアルコムがインテルの資産または一部を他の買い手に売却することだ。2019年には、アップルがインテルのモデム部門を10億ドルで買収している。

Intelは依然として自社製チップでPC市場を支配していますが、PCメーカーがARMチップへの投資にますます関心を寄せていることは明らかです。x86と比較して、ARMアーキテクチャは消費電力と発熱の点でより効率的です。

今年初め、マイクロソフトは、いくつかのベンチマークテストで Apple のベース M3 チップを上回った Qualcomm ARM チップを搭載した新しい Surface ラップトップを発表しました。

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インテルがクアルコムとの潜在的な取引に向けた協議に応じるかどうかは不明だが、もしそれが実現すれば、コンピュータ業界に大きな変化をもたらすことになるだろう。

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